境内の裏山に花木が咲く季節になります。
牡丹は、先代住職が数本境内に植えたのが始まりで、現在少しずつ増やしているところです。
なお、境内で、黄色のぼたんを増殖しているのは僧位最高位の色であり、芳香を放ち『多幸来福』としあわせを招く花として尊重されているからです。
【境内にあるぼたんの主な品種】
牡丹の品種は日本国内に於いては、300品種以上あるそうですが、年々新品種の改良がなされてているそうです。
境内には、30品種で350株ぐらい定植しています。
・ハイヌーン | 黄色はやや薄く花弁の基部に炎の形ちの茶褐色の斑紋で晩生咲きです。 |
・黄冠 | 黄色で上記と同様で芳香が非常に良く甘い香りがする一株です。 |
・島大臣 | 牡丹色.千重。大輪頭。柱頭・花盤は赤紫色中生咲きで樹勢は強い。 |
・鎌田錦 | 薄色の赤紫色、花弁の基部は色が濃い。満開後先端が色薄くぼかしとなる。中生咲き |
・島の輝 | 少し紫を含む赤色。花盤は腰を巻き子房を露出する。中生咲き。 |
・新七福神 | 少し紫色を含む赤色。色薄いぼかし。 |
・花王 | わずかに紫を帯びた赤色。はなの終わりには花弁の先端は紫を交えた赤紫色に変わる |
・長寿楽 | 薄色の赤紫色。花の色は赤をより多く含む |
・千代の舞 | 咲き出しは、薄色赤紫色で満開して弁端がぼかされる。中生咲きの遅め。 |
・黒陽 | |
・白王獅子 | 純拍。丸い花弁の千重。大輪。 |
・連鶴 | |
・島錦 | 赤白の絞り、出方はまちまちで固定していない。中生咲き |
牡丹は、中国原産の落葉性花木で日本でも古くから親しまれている植物の一つです。
また、その貴婦人のようなたたずまいから美人の形容にもたとえられる花の一つです。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
牡丹は「花王」と呼ばれるのに対し、芍薬は花の宰相、「花相」と呼ばれています。
牡丹が樹木であるのに対して、芍薬は草本なので、冬には地上部が枯れて休眠します。
牡丹について詳しいことは、日本ぼたん協会のホームページをご覧ください。
中国原産の常緑小高木。樹高は3-6mになり、庭や公園などで栽培されています。
花には香気がありますが、キンモクセイほど強くありません。
1995年10月1日に、福山市の「市の木」に制定されました。
カエデなど